スッキリさせたいランドリースペース



私は自分の家が大好きですが、それでも一番不満なのが、、、そう、


ランドリースペース です。


私の家の場合は、約1畳ぐらいで“脱衣所“と呼ぶべきかもしれません。

まず、家族のお風呂上りの着替え、洗剤のストックを置く収納が少ないです。

そして、ちょっと物を休ませたり、脱いだものを置くためのカゴや棚を置きにくい配置です。アイロンがけは別の場所でいいかなと思いますが、洗濯物が干せたらよかったのに。。。と思っています。

 

私の主観的な動機ですが、今回は、ランドリースペースを考えるためのヒントをご紹介していきます。


 

1.みんなの家事事情

なぜみなさんにこの話題を紹介したかったか、まずは、家事事情について、料理レシピ動画のクラシル調べをからご紹介します。


一日の家事に費やす時間は、35時間(43%12時間(39%と多くの時間を割いています。

その時間の中で最も比率が大きな家事は、「料理」を挙げた方が65%、「掃除」を挙げた方が12%、「洗濯」を挙げた方が8%です。レシピを考えて、仕込みをして調理して~と工程が多く一日約3回繰り返すため、一番時間を費やす家事として安定の第1位ですね。「掃除」や「洗濯」は、それだけが家事分担の役割である人が挙げているかもしれませんし、家族が片づけをしないとか、スポーツをしているとかだと一日中「掃除」「洗濯」に追われているのでは、、、と想像できます。



「Q.できればパートナーに任せたい家事はありますか?」の回答をみると、ご自身でコントロールしたい家事(相手に任せたくない家事)が、「料理」、「洗濯」、「買い物」と逆読みできます。買い物は、料理のレシピに連動するので一括りに考えると「料理」周辺と「洗濯」周辺の二つはコントロールしたいと読めます。このアンケートの回答者は約8割女性なので、女性つまり奥さんのご意見と読んでよいかと思います。

そして、互いに、相手が思っているよりも自分は家事を負担していると感じているようです。女性は、その家事分担に満足していません。一方、男性は自分の貢献に満足しており、相手の不満に気づいていないことも推察できます。


(出典)PRTimesの記事より

    調査対象「クラシル」利用者(女性82% 男性17% 未回答 1% 回答者 7,432名)
    調査期間202292()97()



共働きならなおさら、「料理」周辺、「洗濯」周辺は工夫して、15時間かかる家事時間を減らしたいところだと思います。

家事負担の多い側の人の意見をしっかり取り入れて、家事ストレスが低く、家族でゆっくりする時間が確保できる家づくりを目指したいところですね。これが、私がみなさんにご紹介したかった理由です。

 

というわけで、今回は「洗濯」周辺について、ランドリースペースについて考えていきます。


 

2.ランドリースペース、何をどんなふうに使いたいかイメージしてみる


従来のランドリースペースは、洗面所+お風呂に入るための脱衣所+洗濯機置き場といういわゆる“脱衣所”機能でしたが、最近では、ライフスタイルや家族の役割が変わってきたことから、もう少し柔軟かつ拡張された機能を持つようになっています

 

ランドリースペースの機能は、例えば以下のようなものが考えられますが、みなさんはどれが欲しいですか?

ちなみに、洗面所と脱衣所をランドリースペースと別にすると家の面積を大きく取るので、それらは一緒にすることが多いです。

 

  • 手洗いをする
  • 脱衣する
  • 洗濯機で洗濯する
  • 洗濯ものを乾燥機で乾燥する
  • 室内干しをする
  • 洗濯ものをたたむ
  • アイロンをかける
  • 裁縫をする
  • 洗濯もの(お風呂上りに着るもの)をしまう
  • 洗剤などをしまう
  • 洗剤などのストックをしまう

 

理想の間取り②土間収納編でもご紹介しました私の持論ですが、

適材適所の収納の充実は家族を仲良くさせると思います。(もちろん、片づけてこそ成り立ちますが…!)ですので、

しまう場所の位置と容量は、片づける人のストレスを少しでも下げるために確保して欲しいところです。

 

以上のことを参考に、何をするスペースでどんな風に使うかイメージしてみましょう。

 

3.ランドリースペース、どれぐらいの広さが必要?

それらをするためにはどれぐらいの広さが必要でしょうか。

何をするスペースでどう使うか、ご自身で決められたことができる広さであることが一番ですが、室内干しをするとしても、一般的には3畳程度あるといいと言われます。

狭すぎると雑多になりますし、広すぎると導線距離が増えて家事効率が落ちてしまいます

その塩梅が2~3畳程度に収まることが多いようです。

 

4.ランドリースペースの注意点

■湿気対策

脱衣所を兼ねて浴室の横にあったり、室内干しをされる場合は特に湿気対策が必要す。

2003年以降に建てられた住宅の場合は24時間換気が義務付けられていますが、そうでない場合は換気扇や窓で対策することになるかと思います。場合によってはサーキュレーターを使って隅にたまる湿気を追い出す工夫もしてみてください。洗濯ものを早く乾かすことにも役立ちます。


■家全体に対する間取り・導線

ランドリースペース内の配置・導線はばっちりでも、家全体で見た時の導線が悪いと、ランドリースペースに行くこと自体が億劫になってしまいます。そのために、洗濯周辺の家事を後回しにしてしまったり、家族が脱いだものをリビングに放置することになってしまっては、元も子もありません。

また、ランドリースペースに日当たりが欲しいという方もいらっしゃると思いますが、二兎追えないときは、間取り・導線を優先して決めてもらう方が賢明かと思います。

 

5.まとめ

今回は、機能的なランドリースペースの重要さと、ランドリースペースの考え方をご紹介しました。


  1. 洗濯周辺は負担が大きい家事のひとつ。シンプルにして負担を減らす工夫を。
  2. ランドリースペースを何をするスペースでどんな風に使うかイメージしてみる。
  3. 使い方に合わせて必要な広さを決める。
  4. 湿気対策と家全体での導線に注意して間取りを考える。


毎日使うランドリースペース。これは、家を選ぶとき、作るときに、しっかり考えるべきスペースのひとつであると言えます。特に家事分担の多い人にとっては死活問題なのでは、、、と思いますので、ぜひ優先順位を上げて検討してみてください。


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