創業融資の審査に通る人・通らない人



お店を始めたい、会社を始めたいという方、事業計画や場所探し、資金調達とすることがたくさん続くと思います。コモンズコラム「出店時の4ステップ②開業の資金計画は万全に」でもご紹介しましたが、出店資金と運転資金を用意しておく必要がありますので、資金準備するに越したことありません。

今回のコラムは、その資金準備に対して、資金調達をされる方への情報です。


 

1.日本政策金融公庫の融資制度

自己資金で事業が開始できず、且つ、民営の金融機関から融資が受けられない方は、日本政策金融公庫で融資を受けることを検討されると思います。中小企業様や創業される方には、プランが少ない民営の事業ローンより、様々なプランが用意されている日本政策金融公庫の方が合うと思います。

日本政策金融公庫の融資制度はたくさんあり、50以上はあるのではないでしょうか…。数えていないですが、それぐらいはあります。

どれにすべきか迷いますね。当社のお客様は、「一般貸付」か「生活衛生貸付」を利用する方が多いのではないかなと思います。それぞれ、その中で条件が細かく分かれているので、お客様に合ったものを選択していきます。それによって融資上限額も変わってきますので、日本政策金融公庫のHPを直接ご確認ください。

(出典)日本政策金融公庫のHPより作成

 

2.審査に通る人・通らない人の違い

日本政策金融公庫のどの融資プランを選んで融資を受けるにしても、受けた融資は返さねばなりません。ですので、返済能力があるかどうかを審査されます。大前提ですが、以下のような方は審査通過は厳しいです。私たちも申し訳ないですが、このような方に物件探しのご依頼をいただいてもお応えできないです。

【①   信用情報に問題がある

  • 自己破産の経験
  • ローン返済
  • クレジットカード支払
  • 各種料金(携帯代、奨学金、家賃、公共料金、税金、、)

などの滞納


【②   過剰な融資希望額

  • 事業の目的を超えるような贅沢な仕様に対する費用を含めている
  • 必要以上な運転資金をみている

など


【③    事業計画が甘い

  • 計画が破綻している
  • 売上・利益見込みが甘い

など

 

上の最低条件をクリアしている人で、次に確認すべきことは主に以下の4点です。

【④    創業動機があるかどうか】

計画をやり切れるかどうか、困難にぶつかったり環境の変化で不利な状況に変わっても、チューニングしながら乗り越えていけるかどうかを見られます。その判断のひとつとして、確固たる動機があることが重要です。


【⑤    自己資金があるかどうか】

事業計画や融資内容にもよりますが、日本政策金融公庫のHPによると平均で融資希望額の2割程度の自己資金は必要なようです。

そして、その2割の自己資金は審査を受けるときに手元にあることを証明できればいいというわけではありません。自己資金の貯め方も見られます。審査時に通帳を提出しますが、そこに急に何百万円がどんっと入金されていても、返済能力があるように見られません。一定期間、計画的にコツコツ貯めてきたかどうかが大事です。その一定期間は、最低1年ぐらいかと思いますが、そこはケースバイケースだと思います。


【⑥    今から始める事業の業界経験やスキルがあるかどうか】

今から始める事業と同じ業界経験があるかどうかを見られます。一定年数以上の経験が必要とされているようですが、必ずしもそうではなく、それ相応の経験・スキルがあると判断してもらえれば大丈夫なようです。

例えば、アルバイトでもその業界の経験がある、その業界の人脈がある、事業計画が緻密である、、、などなどです。

 

【⑦    創業場所が決まっているかどうか】

創業場所が決まっていないと、事業計画の信ぴょう性がなくなるので審査できません。

例えば、飲食や物販なら特に、どんな市場環境で事業をするのか、テナントの仲介手数料や保証金、賃料はいくらなのか、これらは創業場所によって変わってきます。初期費用、ランニング費用、売上計画、、全て変わります。

 

主なものしかご紹介できていませんが、これらがクリアできているかどうかが、審査に通るか通らないかの分かれ目になります。

 

3.気持ちよく事業を始めるために

私たちテナント仲介をする立場から申し上げますと、審査に創業場所が決まっていることという点が特にネックになってきます。

テナントオーナー様から見ると、審査が下りるか分からない人のために物件を押さえておかなければならず、収益が上がらない期間ができてしまうという事だからです。その期間ができるだけ短いことを望まれます。

つまり、良い条件でテナントを借りるためには、その場所で事業を気持ちよく続けていくためには、テナントオーナー様からの心象も大事です。各種条件を確定して、万全の状態で審査に臨み、すんなり審査結果が出るようにすることを強くお勧めします。

審査が混み合う時期に審査を受けたり、審査期間中にさらにオーナー様に条件交渉をしたり、、などなどは、自ら審査期間を延ばすことになりますので避けてください。他にもいろいろとコツがありますので、なるべくお客様が気持ちよく事業を始められるように私たちも全力でサポートさせていただきます。

それにおいては私たちはプロですので、是非とも頼っていただきたいです。まずは、お客様のお話を聞かせてください。そして、どう進めていくべきか一緒に考えていきましょう。

 

4.まとめ

中小企業様や創業される方には、日本政策金融公庫の融資が適しています。

融資の審査には以下の点をチェックされます。

① 信用情報、融資希望額、事業計画に問題はないか
② 確固たる創業動機があるか
③ 自己資金をコツコツ貯めてきたか
④ 該当事業の経験・スキルがあるか
⑤ 創業場所が決まっているか

 

創業場所を決めるためにも、①~④は物件探しまでに固めておきたい点です。私たちも不動産のプロとしてサポートして参りますので、お客様のお話を聞かせてください。どう進めていくべきかコーヒーを飲みながら一緒に考えていきましょう。


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