隣の老朽化マンションが動き出す?

知っておくべき「土地集約」のチャンス




土地を守り次世代へ継いでいく土地オーナ様にとって、ご自身の土地の有効活用は常に気になる話題かと思います。しかしながら、ご自身の敷地の中だけを見ていては見落としてしまう、大きなチャンスが生まれているかもしれません。

2026年4月に施行された区分所有法の改正によって、通称「4分の3緩和」がなされました。それが、皆様の土地資産の価値をどんな風に左右する可能性があるかについて解説します。


1.なぜ建替え賛成「4分の3」への緩和が、土地オーナー様のチャンスなのか

2.「土地集約」が、想像以上のメリット

3.「知らない」ことが最大のリスクになる理由

4.土地オーナー様が今すぐとるべき「攻めの姿勢」


1.なぜ建替え賛成「4分の3」への緩和が、土地オーナー様のチャンスなのか?

これまで、築40年、50年と経過した老朽化分譲マンションの建て替えは、物理的には可能でも、法律の壁に阻まれてきました。建て替えを決めるには、区分所有者の「5分の4(80%)」という極めて高い賛成票が必要だったからです。

わずか数人の反対や、連絡が取れない所有者がいると、計画が実行できずにそのままスラム化していく…。そんな問題が全国で起きていました。

ところが、今回の改正でこのハードルが「4分の3(75%)」に引き下げられました。たったの5%引き下げられただけに思われるかもしれませんが、これによって、これまで眠っていた全国の老朽化マンションが一斉に動き出すと予想されています。


そこで、もし、皆様の土地の隣にこうした古いマンションがある場合、そのマンションの再生計画に皆様の土地を一緒に組み込むという選択肢が生まれます。



2. 「土地集約」がもたらす、想像以上のメリット

隣地のマンション単体では敷地が狭く、思い通りの建物が建てられない場合でも、土地オーナー様の土地と合体させることで、劇的な変化が起こり得ます。


■容積率のボーナスを最大限に活かす)

敷地が広くなると、都市計画上の制限が緩和され、より高い建物、より広い建物が建てられるようになります。単独で建てるよりも、1平方メートルあたりの収益性が1.5倍から2倍近く跳ね上がるケースも珍しくありません。


■「等価交換」による無税の資産組み換え

土地の一部をマンション事業者に提供し、代わりに新築マンションの区分(あるいは1棟の一部)を受け取る等価交換を活用すれば、多額の現金を用意することなく、最新設備を備えた収益物件を手に入れることができるかもしれません。


■管理コストの削減

バラバラに建っていた古いアパートと隣地マンションが、一つの最新マンションとして生まれ変われば、修繕や清掃の効率は飛躍的に向上します。



3.知らないことが最大のリスクになる理由

一方で、この法改正を自分に関係ないこと放置してしまうと、大きな損失を被ることも考えられうます。

リスク①:日照と景観の悪化

隣地マンションが「4分の3緩和」の恩恵を受けて、スムーズに建て替えを決めたとします。皆様の土地と相談なく計画が進んでしまうと、突如として目の前に巨大な建物がそびえたつことになります。これにより、最悪の場合、ご自身の賃貸物件の入居率が低下し、資産価値が下落する恐れがあります。


リスク②:工事制限と孤立化

隣地一方で、この法改正を自分に関係ないこと放置してしまうと、大きな損失を被ることも考えられうます。



4.土地オーナー様が今すぐ取るべき「攻めの姿勢」

法改正をチャンスに変えるためには、隣から声がかかるのを待つのではなく、こちらから動向を把握することが重要です。


① 隣地の「健康状態」を知る

隣のマンションの築年数は?管理状態は?

もし修繕が滞っているようなら、建替えの議論が始まっているかもしれません。


② 専門家による「合体シミュレーション」

もし隣地と併せて開発したら、どんな建物が建つのか?という仮定の図面を引いておく。単独で建て替える場合と併せて開発する場合のメリットデメリットをあらかじめシミュレーションしておくことで、交渉の主導権を握りやすくなります。


 ③ 管理会社を「アンテナ」にする 

私たちのような建物管理もしている不動産屋は、地域の不動産ネットワークを通じて、近隣の建て替え動向やデベロッパーの動きをいち早く察知します。そういう人を味方につけて、手遅れにならないようアンテナを張るようにしてみてください。


5.まとめ

分譲マンションの建て替えには、区分所有者の5分の4の賛成が必要でしたが、2026年4月の区分所有法の改正により、4分の3の賛成でよくなりました。これによって、建替えのハードルが下がり、一気に建て替えの動きが出てくると予想されています。

今回の法改正は、境界線を取り払い、より大きな価値を生み出すためのきっかけを与えてくれます。

  1. 隣地の「健康状態」を知る
  2. 専門家による「合体シミュレーション」
  3. 管理会社を「アンテナ」にする

上述の3点を確認し、攻めの姿勢でチャンスを生かせるよう備えてみてください。



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